世界屈指の難コースである「ベスページ・ステートパーク・ブラックコース」で開催されている今年のUSオープンで、元世界ランク1位のデビッド:デュバルが健闘している。2001年の全英オープンゴルフ優勝者である彼が、1999年3月から8月にかけて世界ランキング1位の座にいたことをご存じだろうか。アメリカPGAツアーで、13勝を挙げていた彼が、その後突如として姿を消すことになった。
2002年、デュバルのゴルフ人生が暗転した。左肩や腰などの故障に加え、婚約者との破局などさまざまな問題が重なり、この年のデュバルは賞金ランキング80位に落ち込んだ。2003年以後は、ツアー大会で予選通過もおぼつかないほど極度の不振状態となり、プレーヤーとしての名前さえ忘れかけられていた選手となった。
私にとって彼の全盛期は、タイガーウッズにも勝る最強のプレーヤーであった記憶が鮮明に残っている。独特のルックアップ打法から生み出される正確かつパワフルなフェードボールは、当時の私にとっては「ものスゴイ球 ! 」という印象が今も記憶に残っている。
そして、2009年USオープン。優勝を狙える位置に彼の名前があった。彼の姿がテレビに映し出されていることには少々驚いたが、スイングも以前のスイングに戻り、表情を見ても自分のゴルフに自信を取り戻している雰囲気が伝わってくる。
先月のコラムでゴルフは辛抱が肝心というテーマでお話しさせて頂いたが、7年間もの長い歳月を経て自分のゴルフを取り戻そうとしている我慢強さは尊敬に値すると思う。プレスからの質問に「全米オープンでは我慢のプレーが何よりも大事だが、自分は数年間にわたって我慢を続けてここまで戻ってきた。」と不敵に笑ったそうだ。ゴルフはやっぱり辛抱が肝心です。
梅本伸昌
大学卒業後、商社勤務を経て約6年前に株式会社イオンスポーツに入社。
帯同キャディとしてレギュラーツアーを転戦した経歴を持ち、
現在は商品開発・営業・広報などマルチにこなす。
ゼロフィット開発の中心人物。趣味はもちろんゴルフ。ハンディキャップ7
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