ミニチュアゴルフと言えば、近年では人工芝が張られた小さなコースの上でパターでボールを転がす、何か全く遊びの様に感じられますが、その歴史を考えれば、大変面白いことが分かります。その発祥とは何と Royal & Ancient Club at St.Andrews (別名 R&A 又は St. Andrews )なのです。そう、今年の British Open(The Open) が開催される、「ゴルフの聖地」ですね。
世界で最初のミニチュアゴルフのコースは1867年に St. Andrews の Old Course の横につくられました。
その当時は、ゴルフのスイングが女性らしくない Violent (乱暴、野蛮)な動きであると言う事から、女性がゴルフをすることはタブー視されていました。そこでミニチュアゴルフ(パターでボールを転がす)であれば、スイングしなくても良いのでOKとなり、女性がプレーできる様になりました。
その後、英国やアメリカのリゾートホテルも St.Andrews のマネで、色々な長さや形のコースをつくりました。最初はパターで転がすコースが、少し長くなったり、起伏をつけたりして、短いショットも打てる様なコースに変形して行きました。これが現在のショートコース(英語では Par-3 Course や Pitch and Putt Course と言われます)の原型です。
1920年代に Artificial Turt (人工芝)が開発されてからは、パターコースがアメリカの街中のビルの屋上などにも設置されるようになりましたが、1929年の The Great Depression (大恐慌)以降は主にヨーロッパのみで人気が出たぐらいでした。現在の Miniature Golf(ミニゴルフ)はこれをパターだけの、誰にでもできるようにしたバージョンですね。アメリカではゲームセンターに行く感覚で、誰もが(通常ゴルフをしない人も)ミニチュアゴルフに行く事がよくあります。
Tip:英語で Short Course と言うと、18ホールのコースで「距離が短いコース」と言う意味になります。日本流のショートコースを言う場合は 「Par-3 Course」又は「Pitch and Putt Course」と言います。更に、パターコースを言う場合は「Miniature Golf」と言いましょう。
牛島ハイディ Heidi Ushijima
国籍:USA 出身地:カリフォルニア州サンアンセルモ
生年月日:1973年3月1日 ゴルフ歴:25年
日本で10年間生活した後、現在はカリフォルニア州ヒルスブロー在住。
専業主婦でありながら競技アマチュアゴルファーとして活躍中。
このブログ記事を参照しているブログ一覧: ミニチュアゴルフ
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.realgolf.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1100