2009年度全豪マスターズ、全豪オープン プレビュー

タイガーがメルボルンに、ホワイトシャークがシドニーに登場 !

-全豪マスターズ。先日、オーストラリアの3大トーナメントの一つである「全豪マスターズ」に、今年はタイガー・ウッズが出場する、というニュースがオーストラリア全土に流れました。しかも、その裏で動いたのが、開催地メルボルンのビクトリア州知事ジョン・ブランビー氏で、ビクトリア州の景気の活性化を目的とし、昨年の6月から、タイガーにラブコールを送っていたとのこと。ビクトリア州政府としては、世界ランク1位のタイガーと4位のジェフ・オギルビーの組み合わせが、オーストラリア国内外(10万人予想)のギャラリーをメルボルンに引き寄せると意気込んでいます。

ゴルフだけではなく、最近のスポーツ界では、有名スター選手がプロダクションに所属していることが多く、選手の試合参加の決定権はそのプロダクションが管理しています。そのため、トーナメント主催側が「アピアランスマネー」、つまり「ギャラ」を支払わないと、スター選手の出場が望めないという状況なのです。

まるで、歌手や映画俳優などのショービジネスの話のようですが、実際、このスポーツ界のギャラは、特にオーストラリアのトーナメントゴルフ界では大変な問題になっているのが事実です。弱小ツアーであるオーストラレイジアPGAツアーは、スター選手にギャラを支払う余裕もなく、しかしスター選手が出場しないと、スポンサーがつかない、スポンサーがつかないと、試合が成り立たないという悪循環を繰り返しているのが現状です。

で、気になるのが・・・今回のタイガーの「ギャラ」。正式には発表されていませんが、噂によると、300万米ドル ? ! そして、その半分150万米ドルをビクトリア州政府が支払うということです。今年2月に、オーストラリア国内最大の山火事が起こったビクトリア州なだけに、州民税から支払われるタイガーへの高額なギャラは賛否両論で、トーナメント当日までオーストラリア中の話題になることでしょう。今年は、舞台がキングストンヒースGCに変わり、例年になく注目度が高い全豪マスターズとなりそうです。

キングストンヒースGC (全長6407m) パー72
日程 / 11月12日~15日
http://www.australianmasters.com.au/

-全豪オープン。メルボルンにタイガーが来るというニュースが流れてから数週間後、シドニーで開催される全豪オープンに、グレッグ・ノーマンが出場すると情報が入りました。タイガーとホワイトシャークの直接対決にはなりませんが、オーストラリアのゴルフファンにとっては非常にうれしい話題です。今年の全豪オープンの舞台になるのは、オーストラリアを代表するだけではなく、世界でもトップ50に入っている「New South Wales Golf Club」。

グレッグ・ノーマンが、このボタニー湾に臨んだ美しい本格リンクスコースの自他共に認める大ファンであることは有名で、今年12月に開催される全豪オープンを楽しみにしているようです。今回、来豪したグレッグ・ノーマンは新婦であるクリス・エバートを同伴した会見にて、今後3年間シドニーで開催される全豪オープンの出場を決めただけではなく、NSW州政府の観光大使としての役割も果たすことを発表。こちらも、NSW州政府のバックアップあっての企画のようです。ぜひとも、タイガー&ホワイトシャークの相乗効果で、ビクトリア州やNSW州だけでなく、オーストラリア全国の不景気を吹き飛ばしてもらいたいものです ! !

ニューサウスウェールズGC
日程 / 12月3日~6日
http://mensausopen.golfaustralia.org.au/

それでは、GOOD GOLFING

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【左】 : 新しく舞台になったキングストンヒースGC. タイガーがどのようなゴルフを見せてくれるかが楽しみ !   【中】 : タイガーと対決 ! 昨年の優勝者ロッド・パンプリング  【右】 : 今でも一番人気 ! オーストラリアゴルフ界のアイコンのグレッグ・ノーマン。新婦クリス・エバートと

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【左】 : オーストラリアNO.1のNSWGC 名物ホールの6番グリーン  【左】 : 13番グリーン

安田 朱里(やすだ しゅり) www.shuriscountryclub.com
オーストラリア女子プロゴルフ協会 会員/しゅりズゴルフスクール主宰/オーストラリアゴルフ蒐集家協会 会員/オーストラリア ゴルフジャーナリスト協会 会員 オーストラリア、シドニー在住。 1987年渡豪、シドニーでアマチュアとして活躍後、96年プロ転向。
日本人では、最初の豪政府公認ゴルフコーチの資格保持者として、国籍に関係なく、老若男女のゴルファーの指導などシドニーを中心にプロゴルファーとして活動中。 また、日本とシドニーの新聞、ゴルフ雑誌に連載を掲載する他、インターネット上でもコラムニスト、特約記者として活躍中。 本業はゴルフだが、エコライフ向上に興味を持つ動物愛好家でもある。 動物虐待問題、ペットロス問題等にも取り組んでいる菜食主義者。

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