オーストラリアの最新コース

リンウッド カントリークラブ
www.lynwoodcc.com.au

以前、オーストラリアの最新コースをご紹介しましたが、12月にシドニー郊外でまたまた最新コースが誕生しました。(オーストラリアの経済状態は、まだまだ完全に回復しているわけではないのですが・・・。)

その最新コースというのが「リンウッド カントリークラブ(Lynwood Country Club)」。シドニー郊外の北西、シドニー市内から約50キロのところにあるピットタウン(Pitt Town)という町にオープンしました。

このピットタウンは、オーストラリアの一級河川であるホークスベリーリバー沿いにあり、1810年その当時のニューサウスウェールズ植民地総督であったマックオーリー氏が歴史的な町のひとつに制定したことで有名な古い地域です。

リンウッドという名前は、1814年にこの地に建築されたコロニアル様式で、歴史ある農家「リンウッドハウス」から由来されています。コースデザインは、オーストラリア人のグラハム・パップワース氏が担当。

オーストラリアで、もっとも人気のあるコースデザイナーのひとりであるパップワース氏は、オーストラリアだけではなく日本や韓国等のアジア諸国のリゾートゴルフコースの設計や開発も手掛けているベテランのコースデザイナーです。

そして、現在は、オーストラリアゴルフコース建築家協会の副会長でもあり、またアメリカ等のゴルフ先進国に出向き、ゴルフ芝の特別マネージメントコースに参加するなど、非常に情熱あるデザイナーであることでも知られています。

今回、このリンウッドCCのデザインを抜擢されたにあたり、パップワース氏は「無駄な費用をかけないように、この土地の自然の形状を最大限に生かすこと」を考えたということでした。

また、洪水対策も念頭に人工的に見えない自然な湿地帯を作ることや多くのバンカーもちりばめたりと、その全てを含めて調和的でオープンさを基本にした緩やかな起状のリンクスコースを設計することに努力したそうです。

パップワース氏がデザイナーとして、このコース内で、ご自身が気に入っているホールは、意外にもパー3だそうです。133mとコース内で最短ホールでもありながら、3つのバンカーに囲まれた砲台グリーンでトリッキーな3番ホール。そして、グリーンの両側にバンカーが配置されている158mの下りの14番ホールとのことでした。

このリンウッドCCにとって、今年最初のビッグイベントが14才以下のジュニアトーナメントだったため、私は生徒であるジュニアゴルファーの中谷玲ちゃん(12才)のキャディのために行って来ました。

230エーカーの広々とした開放的な土地にデザインされた各ホールは非常に美しく、またバンカーや自然が生かされたウォーターハザードなどの配置が絶妙で、プレーヤーの距離感をまどわせるパップワース氏の機密なデザインに感心しました。

それだけに、正確なショット、飛距離の計算が必要で、ゴルフを始めたばかりの玲ちゃんはかなり苦戦しましたが大健闘。なんと、上記のパップワース氏お気に入りの名物ホールを二つとも、簡単にバーディを取ってしまいました。

それにしても、この美しい18ホールのチャンピオンシップ(6400m、パー72)のグリーンフィーですが、平日が25ドル、週末が35ドル(2010年1月末現在)、日本円で3000円前後でプレーが可能です。

近くには、ウィンザーCC、リッチモンドCC、そして全豪プロ選手権が開催されたリバーサイドオークスGCがあり、連泊のゴルフホリデーには最適ですので、ぜひ !

それでは、GOOD GOLFING

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【左】 : コースデザイナーのパップワース氏。   【中】 : パップワース氏お気に入りの3番ホール。  【右】 : 美しい夕日をバックに。

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【左】 : カントリー風のクラブハウス。  【左】 : 今年最初のイベントは、14才以下のジュニアトーナメント。  【右】 : ジュニアイベントで大健闘した中谷玲ちゃん(12才)。

安田 朱里(やすだ しゅり) www.shuriscountryclub.com
オーストラリア女子プロゴルフ協会 会員/しゅりズゴルフスクール主宰/オーストラリアゴルフ蒐集家協会 会員/オーストラリア ゴルフジャーナリスト協会 会員 オーストラリア、シドニー在住。 1987年渡豪、シドニーでアマチュアとして活躍後、96年プロ転向。
日本人では、最初の豪政府公認ゴルフコーチの資格保持者として、国籍に関係なく、老若男女のゴルファーの指導などシドニーを中心にプロゴルファーとして活動中。 また、日本とシドニーの新聞、ゴルフ雑誌に連載を掲載する他、インターネット上でもコラムニスト、特約記者として活躍中。 本業はゴルフだが、エコライフ向上に興味を持つ動物愛好家でもある。 動物虐待問題、ペットロス問題等にも取り組んでいる菜食主義者。

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