私の所属しているオーストラリアのゴルフ団体のひとつに「オーストラリア ゴルフヘリテージ協会」というグループがあります。
その協会は、シドニーにあるゴルフミュージアムの運営や、ゴルフの歴史を勉強するセミナーの開催、そしてヒッコリーシャフトゴルフクラブの発掘や維持、ヒッコリーゴルフイベントや全豪ヒッコリーゴルフ選手権の主催などを中心に活動しています。
つい先日、シドニーにて、このオーストラリアゴルフヘリテージ協会が主催する楽しいゴルフイベントが開催されましたのでご紹介させていただきます。
そのイベントとは、シドニー近郊のミュアフィールドGCで開催された「ヒッコリーゴルフ&トークショー」です。
「オーストラリアのゴルフの歴史に触れる」という主旨で企画されました。ヒッコリーシャフトのゴルフクラブでの9ホールのチーム戦の後に、オーストラリア女子アマゴルフのパイオニアであるマリア・パーソンズさんにお話を伺いながらディナーを楽しむというものです。
ヒッコリーシャフトのゴルフクラブなんて実在するの?!なんてゴルファーも少なくないはず。
それもそのはず、ヒッコリーシャフトのゴルフクラブは日本では通常、高価なアンティーク品として取り扱われ、ガラスケースに入って飾られていることでしょう。
ですが、ここオーストラリアでは、なんと、そのクラブを実際に使ってプレーをしてしまうのです。日本のゴルフ収集家やアンティーク業者が聞いたら、目を丸くして驚かれるかもしれません?!
しかし日本だけでなく、私を含めこのイベントに参加したオージーゴルファーたちにとっても、スチールシャフトやカーボンシャフトのゴルフクラブが一般的であり、ヒッコリーの木材シャフトでのゴルフなんて経験はありません。
実際に打ってみると、木の優しさを感じられ、いつもとは違う感覚でゴルフを楽しめること、間違いなし。しかもプレーヤー全員が、昔のゴルファーの服装を着用しての参加でしたので、楽しさも倍増。しかも、ミュアフィールドGCに所属し、1960年代に活躍した、オーストラリア女子代表のパーソンズさんがゲスト。
パーソンズさんは、現役時代、オーストラリアで無敵の女子ゴルファーとして知られ、その優勝は数知れず。1964年に開催されたオーストラリア女子アマゴルフ選手権とニュージーランド女子アマゴルフ選手権の両方のメジャートーナメントに、最年少で優勝するという快挙も成し遂げています。
結婚を機にゴルフを引退し、長い間ゴルフはされていないようですが、このディナーのために元気な姿で登場し、現役時代の楽しかったこと、苦しかったことなどをたくさん話してくれました。
オーストラリアゴルフヘリテージ協会には、左利きプレーヤーのセットを含む約50セットのヒッコリーゴルフクラブが保持されています。今回のようなイベントはもちろん、ヒッコリーゴルフクラブを使ったゴルフコンペの開催が可能です。
過去にも、オーストラリア国内各地のゴルフ場の記念イベント開催等にも多く利用されていますし、海外への貸し出しも可能だそうなので、いつの日か、日本でヒッコリーゴルフデーの開催ができるといいですよねぇ。
モダンなゴルフウエアを着て、最新のゴルフクラブを使ってのゴルフだけではなく、たまにはゴルフの歴史を勉強したり、ヒッコリーゴルフクラブでのプレーを体験していただきたいですね。
それでは、GOOD GOLFING





1. あれ〜ミスショット!ヒッコリーゴルフ初体験の平さん。
2. 緑が美しいミュアフィールドGC。
3. マリアさんと当時のユニフォームを着たマネキン。
4. 男性はこのような格好で!
5. 参加者のみなさん。
安田 朱里(やすだ しゅり) www.shuriscountryclub.com
オーストラリア女子プロゴルフ協会 会員/しゅりズゴルフスクール主宰/オーストラリアゴルフ蒐集家協会 会員/オーストラリア ゴルフジャーナリスト協会 会員 オーストラリア、シドニー在住。 1987年渡豪、シドニーでアマチュアとして活躍後、96年プロ転向。
日本人では、最初の豪政府公認ゴルフコーチの資格保持者として、国籍に関係なく、老若男女のゴルファーの指導などシドニーを中心にプロゴルファーとして活動中。 また、日本とシドニーの新聞、ゴルフ雑誌に連載を掲載する他、インターネット上でもコラムニスト、特約記者として活躍中。 本業はゴルフだが、エコライフ向上に興味を持つ動物愛好家でもある。 動物虐待問題、ペットロス問題等にも取り組んでいる菜食主義者。
このブログ記事を参照しているブログ一覧: ヒッコリーシャフトでのゴルフ! ヒッコリーゴルフデー in シドニー
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