オーストラリアのメジャートーナメントのひとつ「全豪オープン」が今年(12月)もシドニーで開催されます。昨年のNSWGCから舞台を移し、今年は「ザ・レイクスGC」。
先日、その合同記者会見が「ザ・レイクスGC」で開催されたので、取材に行って来ました。
会場には昨年に続き、NSW州政府の観光大使として、シドニーのプロモーションに一役かっているグレッグ・ノーマンが登場。新婚ほやほやで、新婦クリス・エバートを連れての昨年でしたが、すでに破局してしまったため、今回は単身での記者会見でした。
最近、右肩の手術をしたというノーマンは、まだ安静中のためフルスイングができず、ドライバーを打てない状態であるようですが、今年7月に開催される100年記念の全英オープンには参加すると意欲的。当然、全豪オープンについても「その頃には、いいゴルフが出来るようになっている。」自信を覗かせていた。55才となったノーマンですが、ホワイトシャークのニックネームの通り、サメのようなするどい眼ヂカラとカリスマ性は健在で、中国にゴルフコース設計のオフィスをオープンするなど、離婚に手術と不運続きではあるが、新ビジネスでは益々の活躍が期待できそうです。
さて、今年の全豪オープンの舞台になる「ザ・レイクスGC」。シドニー空港近くにある名門コースで、1928年にオープン。過去にはグレッグノーマンインターナショナルやジョニーウォーカークラシック、全豪プロなどが開催された歴史のある完全プライベートのメンバーシップ制のゴルフクラブです。シドニーでのビッグトーナメントの開催コースの代表的な存在である難コースとして知られるここは、オーストラリアでも最も美しいコースのひとつとしても有名。特にインコースは、その名の通り多くのウォーターハザードが随所に絡んでいて、さらにその難易度を高くしています。
そんなザ・レイクスGCですが、2008年から一年近くかけて、コースの再設計が行われました。以前は、松の木やブッシュでセパレートされていたアウトコースが、一新してサボテン科の背の低い植物に植え替えましたが、アウトコース全体が見渡せる広々とした印象になり、風景が全く違うものになりました。
インコースは、アウトコースほどの大きな変化はありませんが、終盤にドラマがありそうなのが、288メートルとパー4としてはかなり短い13番ホール。インコースの中ではこのホールが、一番改造されており、洋梨のような形に造られたグリーン面のフロント部は、左右手前が大きく傾斜し、グリーンオンするのも、アプローチするのも非常に困難なアンジュレーションとなっています。ここを知るプロたちにとっては、新生レイクスGCでプレーを楽しみにしているようです。
最後に「ザ・レイクスGC」で全豪オープンが開催されたのは1992年。オーストラリアのスティーブ・エルキントンが優勝しました。今年は、ノーマンの他に、昨年念願のオーストラリア国内優勝を果たしたディフェンディングチャンピオンのアダム・スコットやUSオープンの覇者ジェフ・オギルビーなど、世界的にも活躍するプレイヤーたちの参戦が決まっています。難易度が増した「新生ザ・レイクスGC」を制して、栄冠を手にするのは一体誰なのでしょう。
それでは、GOOD GOLFING!

1. 今でもカリスマ性は健在のグレッグ・ノーマン。
2. ディフェンディングチャンピオンのアダム・スコット。
3. 全豪オープン初優勝なるか?! メジャー覇者のジェフ・オギルビー。
4. 13番ホールパー4は、平らな部分が猫の額ほどしかない。
安田 朱里(やすだ しゅり) www.shuriscountryclub.com
オーストラリア女子プロゴルフ協会 会員/しゅりズゴルフスクール主宰/オーストラリアゴルフ蒐集家協会 会員/オーストラリア ゴルフジャーナリスト協会 会員 オーストラリア、シドニー在住。 1987年渡豪、シドニーでアマチュアとして活躍後、96年プロ転向。
日本人では、最初の豪政府公認ゴルフコーチの資格保持者として、国籍に関係なく、老若男女のゴルファーの指導などシドニーを中心にプロゴルファーとして活動中。 また、日本とシドニーの新聞、ゴルフ雑誌に連載を掲載する他、インターネット上でもコラムニスト、特約記者として活躍中。 本業はゴルフだが、エコライフ向上に興味を持つ動物愛好家でもある。 動物虐待問題、ペットロス問題等にも取り組んでいる菜食主義者。
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 全豪オープン・プレビュー 2010 www.australianopengolf.com.au
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